「親が嫌いな人の割合ってどのくらいなんだろう…自分だけなのかな」
「育ててもらったのに嫌いなんて、最低な人間なんじゃないか」
「実の親が嫌い。でも友達には絶対に言えない」
その罪悪感、痛いほど分かります。
結論、調査データを見ると、親が嫌いと感じている人は約3割。あなたは決して少数派ではありません。
僕自身、ADHD・ASDの当事者で、共感性の低さから親との関係にも長く苦しんできました。30代になって初めて「母のことが嫌いだ」と認められました。
いちのせ本記事では、心理カウンセリングの資格も持っている僕が、3つの調査データから親が嫌いな人の割合を確認し、罪悪感を手放すヒントをお伝えします。
親が嫌いな人の割合を調査データで確認

半数以上は「好き」と答えています。だからこそ「嫌い側」にいる人は、「自分だけがおかしいのでは」と感じてしまう。
いちのせでも、約3割は同じ気持ちを抱えています。クラスに10人いたら、3人は同じ思いでいるのです。
6割以上が「うちの親は毒親だった」と感じていた
「毒親」という視点で聞くと、数字はさらに大きくなります。
serendipity社が2021年に20〜59歳の男女1,210人を対象に実施した調査では、「親が毒親だった」と感じている人が6割以上いました。女性は「よくある」と答えた割合が33.1%で、男性の25.5%を上回っています。
「毒親」という言葉が広まったことで、「うちの家庭は普通じゃなかったのかもしれない」と振り返る人が増えています。
「嫌い」と口にできなくても、親との関係に違和感を持つ人は想像以上に多いのです。
なぜ親が嫌いになるのか?よくある5つの原因

ここまで読んで「原因は分かった。でもやっぱり、親を嫌うなんて自分がおかしいんじゃないか」と感じていませんか。僕もずっとそうでした。
嫌いという感情は自分を守るための反応だった
「こんなに親を嫌いな自分は異常だ」と、何年も思っていました。でも調べていくうちに、「嫌い」は心が自分を守ろうとしている正常な防御反応だと知ったんです。
親子関係カウンセラーの川島崇照氏は「『親が嫌い』は自己防衛機制であり、自分を大切にするための健全な心理反応」と述べています。傷つけられた相手に嫌悪感を持つのは脳の防御機能であり、「おかしい」のではなく「正常に機能している」のです。
「『親が嫌い』は異常ではなく、自分を大切にするための健全な反応。自立へ向かう過程で自然に生じる重要なサイン」
先ほど紹介した光世さんは、母親を亡くした後に初めて「大嫌い」と口にしました。何十年もフタをしてきた感情を言語化した瞬間、「世界の見え方が変わった」そうです。
嫌いと感じることは、心が正常に機能している証拠です。
感謝と嫌悪は別物だから両立できる
これが一番しんどかったかもしれません。「育ててもらった恩はある。でも嫌い」。この矛盾みたいなものに、ずっと苦しめられていました。
でも、感謝は過去の事実への認知で、嫌悪は今の感情。そもそも別の次元にあるものだと分かってから、だいぶ楽になりました。
- 感謝:「育ててもらった」という過去の事実に対する認知
- 嫌悪:「今、この人と合わない」という現在の感情
→ そもそも時間軸が違うから、両立して当然。
noteで体験を綴った柴月あゆこさんは、母の日や父の日が「憂鬱で仕方なかった」と書いています。「親は敬うものだ」と教えられて育ち、自分の「嫌い」という感情を否定し続けていたそうです。
いちのせでも「嫌い」と思う自分を許し、感情をとことん感じきって手放すことを繰り返した結果、母の日を「今までにない晴れやかな気持ちで過ごすことができた」と語っています。
「ありがとう」と「もう関わりたくない」が同居していて当たり前。その矛盾を抱えたままでいいんです。
約3割が同じ気持ちを抱えていた
最後にもう一度、数字を振り返らせてください。「自分だけがおかしい」と思い込んでいた頃の僕に、この数字を見せてあげたかった。
- SheepDog調査: 10代の3割が「嫌い・苦手な家族がいる」
- AERA調査: 母親が「嫌い・大嫌い」と感じる人は約28.5%
- 毒親調査: 6割以上が「親が毒親だった」と回答
「親が嫌いな人の割合ってどのくらい?」「難産後に母からダメ出しされた」——こうした悩みを検索している人は本当に多いんです。
声に出さないだけで、あなたと同じ気持ちの人はたくさんいます。
関連記事: 嫌いな人と関わらない方法
嫌いなまま、うまくやっていくための距離感

「嫌いでいい」と頭では分かった。でも実際、お盆に帰省しなきゃいけない。LINEは来る。同居してる人もいる。具体的にどうすればいいのか、僕が試して楽になった方法を書きます。
連絡頻度を自分でコントロールする
母から毎日のようにLINEが来ていた時期、通知音を聞くだけで胃がキュッとなっていました。
毎日の電話を週1回に、LINEの即レスをまとめ返信に変える。たったこれだけのことなのに、やってみたら驚くほど楽になりました。連絡頻度は親が決めるものじゃなくて、自分で決めていいんです。
罪悪感なく減らすコツは「ルールを自分で決める」ことです。
- 電話は週1回、時間は30分までと決める
- LINEは即レスせず、まとめて返信する
- 伝える内容を選別する(全部報告しなくていい)
自分のペースを自分で決めるだけで、心の余裕は変わります。
関連記事: 嫌いな人と関わらない方法
帰省の頻度を見直す
「お盆と正月は帰らなきゃ」という義務感を手放すだけで、年間のストレスが大きく減ります。
いちのせ僕も以前は「帰省しないと親不孝だ」と思い込んで、毎回消耗していました。
帰省のたびに母の愚痴を聞かされ、帰りの新幹線でぐったりする——その繰り返しだったのです。
でも思い切って「今年のGWは帰らない」と決めた年、驚くほど心が軽くなりました。30代女性は帰省のプレッシャーが特に強い世代ですが、帰省は義務ではなく選択です。
- 義務感で帰省していた頃:お盆・正月・GWで年3〜4回。毎回消耗して、帰省前から憂鬱だった
- 自分のペースに変えてから:「会いたい」と思えたときだけ。負担が激減して、会ったときの時間の質も上がった
たったこれだけの違いなのに、帰省のストレスがまるで変わりました。
いちのせ帰省の回数は、あなたが決めていいんです!
物理的に離れられないなら「心の距離」を意識する
同居の場合でも、親の言葉を「全部受け止めない」だけで負担は減ります。
杉田義晴氏は「性格・気質の不一致」を親との関係悪化の要因に挙げています。親の言葉は親の価値観であり、自分への攻撃ではない——そう切り替えることがポイントです。
いちのせ正直に言うと、僕は最初「聞き流す」ことがまったくできませんでした。母の嫌味に反論して、毎回口喧嘩になって、余計に消耗するという悪循環、、
でも「反応しない」と決めてからは、同じ嫌味を言われても心の揺れ幅が小さくなったのです。
僕が意識しているのは、まず全部真に受けないこと。親の嫌味に対して「そうなんだ」「ふーん」で返す。最初は不自然だったけど、慣れると本当に楽になります。
それから、親の機嫌は親の課題であって、自分の課題じゃないと線を引くこと。アドラー心理学でいう「課題の分離」ですが、これを意識するだけで「なんで不機嫌なんだろう」と気を揉む時間がごっそり減りました。
あとは単純に、売り言葉に買い言葉をやめる。反応しないと決めるだけで、口喧嘩が半分以下になります。物理的に離れられなくても、心の距離は自分で作れるんです。
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長い記事を最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
この記事のポイントをまとめます
- 親が嫌いな人は約3割。あなただけではない
- 「嫌い」は心の正常な防御反応。自分を責めなくていい
- 感謝と嫌悪は別物。距離を取ることで関係は楽になる
僕自身、母の愚痴や価値観の押しつけに気づいたのは30代になってからでした。「血のつながった親を嫌いなんて」と何度も自分を責めました。
でも「嫌い」を受け入れた先には、晴れやかな気持ちで日々を過ごせる日が来ます。嫌いでいい。ただ、嫌いという感情に人生を支配されないことが大事です。
いちのせあなたの感情は、間違っていません。ここまで読んでくれたあなたなら、もう一歩踏み出せます、、!
いちのせ僕はADHD・ASDの当事者で、共感性の低さから家族との関係にも長く苦しんできました。心理カウンセリングの資格を持ち、現在もカウンセラーを目指して勉強中です。「当事者 × カウンセリング学習者」として、同じ悩みを持つ方の力になれたら嬉しいです。
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